雑 記 帖
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2002/07/26(金)

あれ…ひと月放置か…ずいぶんサボったもんだ。

7月8日に桃姫原稿を仕上げて、入稿のため出かける直前に右足の土踏まずで
デザインカッターの刃を踏み抜く。刃の部分は見事10mm以上突き刺さり脚の中へ。
見た瞬間は「熱い!」って感じと共に足の裏からステンレスの鉄の板が生えててビックリ。
漫画家をやっていてこんな怪我をしたのは初めてだった。吉田兼好の短歌を思い出した。

そのまま入稿も行けずに同人誌の原稿に掛かる。その合間に鶴ヶ島駅まで担当に取りに来て貰う。
いつも入稿の後東京で酒を飲むのでなんか嫌な感じだ。

コンテも切らずに描きたい放題即興で描いてみた。原稿は恐ろしいほどに進み、
ちょびっと印刷所の締切をはみだしたがなんとかセーフ。

仕事の20枚は5週間も掛かるくせに趣味の18枚と編集作業は2週間で終わるとっても嫌な作家。
23日(火)に立川の印刷所までザンザス400で行って入稿を済ませる。
昼にはTRUMPさんと地元鶴ヶ島の焼肉屋にて食べ放題の美味しい肉を食う。
ああ…入稿がなければ間違いなく大ジョッキだったのに。
今回はTRUMPさんにも御執筆頂いた。間違いなく前回のメイド本よりも楽しい本になりそうだ。
今回もたくさんの作家さんに御執筆いただいた。皆さんどうもありがとうございます。

24日(水)に中目黒の桜桃書房へ自分の原稿を引き取りに行く。
そろそろ今年の単行本も考えなければいけない。
でも思ったよりもヘタクソな出来だったので現物を見て萎える。
中目黒のラーメンがゲロマズだったのはそれの序章だったか。

新宿で練馬の後輩と合流。ションベン横丁で一杯やる。
「鳥長」のつくねはやっぱり美味い。新宿価格だが。
終電対策のため練馬でカラオケしようと思ったら南田中のカラオケ屋が潰れていた。
もう2ヶ月も歌ってないのになあ。たまにはカラオケ行きたいよ。そのまま飲み直して練馬に一泊。

翌日25(木)は川越で畔地さんと駅前で一杯。「海峡」と言うお店の鳥唐揚げを頼んだのだが、
あまりのデカさに愕然。俺の手の平くらいあるやんかぁ!!それが5個。
きのこピラフもフライパンで出て来て愕然とする。二合くらいご飯あるやんかぁ!!
結局それでも中ジョッキ2杯とチューハイ2杯は飲む。あとから頼んだ口直しの
豆腐サラダも洗面器みたいな皿で来て愕然。野菜をどけたら豆腐が1/2丁…。
サラダ、全部一人で食わせて頂きました。
畔地さんもデザートのストロベリーサンデーみたいなのが
金魚鉢みたいなグラスで出てきて固まっていた。

もっとビール飲みたかったなあ。

今日は、若葉のORIMPICに行って野球のグローブとボールを買った。
前からキャッチボールがしたかったのだ。一人ではできないけどね。
結構な値段するのでビックリ。ヤフオクでも見たけど、高いのは本当に何万円もする。
スポーツサンダルも夏物処分価格で買って帰る。お店は早くも秋の足音か。





2002/06/27(木)

友人の結婚式のため21日の夜に大宮から山形県酒田市まで夜行バスで帰る。
その日の夜はギリギリまでペン入れをしていたが、東武線と川越線と乗り換えの時間を考えると
池袋から乗った方が良かったような気がする。まあ次からなんとかしよう。
実家に帰るのは2年ぶりだったが、毎度のように私が外に出ると雨が降ってくる。
川越も大宮も酒田もおんなじ。田舎でもバスを出たら土砂降りだった。

驚いたのは身長150cmくらいしかない妹の腹がボテボテに妊娠していた事だった。
今週予定日らしいが、あんな小さい生き物の腹に人間がもう一人いるのかと思うと
なんだか人間と言う生き物の不思議を感じる。
その日の晩はなぜか実家で宴となり、妹の18歳年上の旦那、
私の12歳年上の弟にお酌をされる。


つつがなく友人の結婚式は終わり、式場に集まった幼なじみ達と軽く飲む事になった。
29にもなると自然と出てくるのは「アイツは今何してる」「アイツは結婚したのか」とかそんな話ばかり。
19の年に家を出て今月の25日で丸10年。私も30に手が届くような歳になってしまった。
いつまでもエロマンガ描いてるわけにいかないよなあ。

友達や親には冗談半分で「伊豆に家を買うまでは」なんて話をしてたが
エロでそこまで根を詰める程ではなくなってしまったし、そんなに私の読者はいない事もわかっている。
そして肝心の持ち込みも関東に来てから1年半まだ一度もしていない。
最近漫画を描いていて「うひょー楽しい!!」って気持ちも無くなって来たし、
いよいよヤバイなあ…って感じがしてきた。

今年3本しか入稿してないのはその辺の無力感もあるけれど、
なんかもっと根本的な事のような気もする。
最近は以前よりも回復して来たような感じだが。
やっぱり何も考えずに描いてるのが一番らしい。
それが一番難しいんだけど。

親も定年だとか老後とか嫌な単語ばかり口にするようになってきたし、
何より実家を居心地がよいと思い始めてる自分にもビックリである。
近年中に解決しなければいけない問題かもしれない。

2年ぶりに帰った田舎の印象は、相変わらずのド田舎だったが、
みんな一生懸命生きてるなあ…と言う感じだった。

ボケーとして帰りの夜行バスを逃してしまい、結局復路は新潟経由の新幹線。
やはり実家は仙台より遠いなあ。
さて、原稿原稿。






2002/06/20(木)

いつもたまにしか更新しない雑記だが、今回は理由があった。
ヤフオクで3,000円で購入した中古のオイルヒーターを佐川急便に投げ壊されると言う事件が起きたからだ。
結局佐川に新品を届けてもらってこの事件は解決したのだが、そこへ至るまで実に長い長い経緯があった。
佐川の殿様商売な態度が大変むかついて、先週から今週までいろんな事があったのだ。

「ワタクシの一存では」「担当の者に聞きませんと」「会社のルールでは」
何人と話しても結局そんな言葉ばかり出てくる。

エアパック梱包の上からビニール紐で縛り、ダンボールで梱包もしてあって、その上に
「精密機械」「こわれもの」シールもバッチリ貼ってあった商品だ。

非は佐川にあると認めた上で彼らはそんな偉そうな事を言っていた。
しかも、金属の板がひしゃげる程の衝撃で運搬してくれたのだ。
普通の荷物だってこんな運び方したらおかしくもなる。

こちらはルールを守って佐川の方がルールを破ったにも関わらず、
佐川はルールの範囲内でしか補償できない、などとアホな事を言う。

西埼玉事故処理担当のアホーは「取引金額の3,000円でどうでしょう」なんて痛快なセリフを見舞ってくれた。
そう言う態度なのでとことん付き合ってあげる事にした。8人とお話して、北関東の偉い人が出てきてやっと
「新品でどうでしょうか」と言う話になった。

最初は修理でもいいかなーとか思ってたんだけど、あんまりなぶっ壊れ具合と佐川のあまりの態度の悪さに
「元通りの品物」と「払った配送料」と「謝罪の気持ち」をよこせ、とねばったらこうなった。
最初からちゃんと荷物運んでればこんな事にならずに済んだのにね、佐川急便さん。

みなさん、佐川急便で荷物を運ぶと投げられるのでやめましょう。
ああ・・・おかげで仕事が進まないやんけ。




2002/06/05(水)

1/(土)に「てんやわんや」だと言うので20Km離れた某知り合い作家の家までトーンを貼りに行く。
なぜかその原稿は「執筆時間が取れない」と言う理由で、私も誘われてるが描かない雑誌の原稿。
なんか同期の作家として複雑な心境。

サポートで入ったとは言え、思ったよりも作業は早く終わった。ほんの6〜8時間てとこ。
自分の仕事を中断して他人の仕事を手伝ってるのはまあ承知の上なので良いのだが、
人の仕事に注文をつけるくせに、飲み屋で晩飯をゴチしてもらった後
「サポートだしあんまりお金が無いので」とか言ってアシ代をケチられる。

結局行く前に言われた額の半分だけ貰った。言う事が行く前と来た後で違う。
ま〜友達だからいいかーとも思ったが、次もこんなだとやだなーって感じ。
仕事と友人の境界線といったとこか。

「たくさんお金をもらえば良い」ってもんでもない…が
なんだかトモダチとしてあんまり誠意が感じられ無いので
もう行かない事に決めた。

人を使って物を作る事の難しさを痛感。




2002/06/01(土)

半月ぶりか…これじゃ雑記でもないな…。

結局原稿ペースは上がらぬまま悲しい状態で桃姫の締切を迎える。
トーン作業をまた川越の畔地潔地氏に手伝ってもらう。ああ…ごめんなさい。
5/22(水)に入稿後部屋の片付けをしたりTRUMPさんの所へ用事を済ませに東京まで
XANXAS400で出かけたりした。ここ2〜3日はデータの仕事で結構カツカツな日々を送っている。

長谷円は最近休養中。替わりに長谷川かおるは働いている。
アメリカの出版社、RADIO COMIXのケモノのお仕事が2つ程。どちらもデータ入稿。
慣れない原稿を描くのはしんどいらしいな。楽しさがある内に片付けてしまうのがコツだな。

最近は毎日1.8GHzマシンがフル稼働中。なかなか良い傾向だ。
あとは作者の力量次第…うむむ。

それと…コミケの当選通知が届いた。長谷円は一体どうするんだろうなあ。